給与振込

給与振込の利用者は増加傾向です

給与振込以前、とは言っても数十年前は、毎月の給与の受け取りは給料袋で受け取っていた人が多くいたようですが、近年のネット環境の普及によって現在ではほとんどの企業で指定銀行への給与振込による給与の受け取りが行われています。

もっとも、給料を現金で受け取った場合には、一時的にも多額の現金を持ち歩くことになり、またこの現金を銀行や郵便局に預ける手間も発生する事から、毎月の給与振込は簡単便利といえますよね?

 

また、毎月の給与と同様に電気、水道、ガスなどの各種公共料金の支払いについても、毎月銀行や郵便局へ支払いに行くよりは自分の銀行口座からの引き落としにしておいた方が手間も掛からず便利だと思います。

そして、この給与振込と各種公共料金の支払いに銀行口座を使っていると、その銀行が発行しているクレジットカード審査に少なからず影響があるため、今回の記事で説明しますね。

 

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給与振込や各種公共料金の支払いは銀行にとって利益になる

クレジットカード会社では、あの手この手を駆使して何とか自社顧客の拡大や囲い込み、そしてカード利用代金の増額を図っています。その1つの例として毎月のクレジットカードの請求書の中には請求書はもちろん、各種DMも入っていると思います。

そして、このDMの中には他の自社商品の宣伝と共に、各種公共料金の支払いもクレジットカードを利用して下さいという案内が入っています。

この理由としては、自社顧客にクレジットカードを各種公共料金の支払いに使ってもらうと、自社のクレジットカード利用金額を増やす=売上を伸ばす事はもちろん、自社顧客の囲い込みという思惑もあるのです。

 

もっとも、1件あたりの各種公共料金の支払いはそれほど大きな金額にはなりませんが、これがまとまった数になればかなりの金額になるとともに、基本的に各種公共料金の支払いは毎月行われるため、結果としてクレジットカード会社の毎月の売上金額が増えていく事になります。

特に、現在の日本では10,000種類以上のクレジットカードが発行されているため、その中で各クレジットカード会社ではより多くの自社顧客の獲得を目指しており、給与振り込みや各種公共料金の支払いに自社発行のクレジットカードを使ってもらう事によって自社顧客の囲い込みを行っているのです。

 

学くん学くん

競争の激しいクレジットカード業界では、いかに自社顧客を増やせるか?によって今後の売り上げが左右されます。

銀行やクレジットカード会社のメリットについて

これは銀行やクレジットカード会社に限った事では無く、一般の企業にも当てはまる事ですが、会社を倒産させる事無く存続させていくためには毎月毎月一定以上の売り上げと利益を確保する必要があります。

そして、これを達成するためには今よりもっと多くの自社顧客を獲得して、銀行であれば自社銀行口座の利用や各種金融商品の利用によって売り上げや利益を上げる、クレジットカード会社では自社クレジットカードの利用を即して売り上げや利益を上げる必要があるのです。

もっとも、自社顧客が多くなれば銀行振込や公共料金の引き落としでは銀行に手数料が入ります。また、自社で提供している住宅ローンや教育ローンなどの各種金融商品の利用も見込む事が可能になります。

銀行発行のクレジットカード審査で優遇される事もあります

銀行でクレジットカードを発行している場合、自社銀行に口座を持っており、なおかつその銀行口座を給与振込や各種公共料金の引き落としに利用している顧客に対しては、自社発行のクレジットカード審査が一般の方と比べて緩くなる可能性があります。

ちなみに、これは実際の事例ですが、とある銀行口座を利用して毎月の給与振り込みや各種公共料金の支払いを行っていた人が、その銀行が発行しているクレジットカード審査に申し込んだところ、見事審査に合格してカードが発行されました。

それも、その人は一般的なクレジットカードの審査基準すら満たしていなかったにも関わらずです。

 

クレジットカードの審査基準はこちら

 

この理由としては、普段から自社銀行口座をメインバンクとして利用している顧客へクレジットカードを発行すれば、メインのクレジットカードとして色々な場面で使ってくれる可能性が高い=自社の売り上げや利益を伸ばす事が可能だからです。

そして、クレジットカード会社としても、自社クレジットカードを多く利用してもらえばその分手数料収入が増える事に繋がるため、自社顧客の増加は必須となっています。

 

学くん学くん

銀行によっては、給与振り込みや各種公共料金の支払いを行っている顧客に対してクレジットカード審査が優遇される場合があります。