審査申込書に電話番号の虚偽記載を行う人はいます
クレジットカード審査では、第三者からの申込を防ぐ事はもちろん、過去の延滞や債務整理などの事故情報がある人と申込者が同一人物か否かを判断するための材料として、審査申込者の電話番号は必須となっています。
ただ、この電話番号は審査の際に重要な役割を持っており、電話番号の一致によって
●過去に金融商品の利用があるのか?
●あればその資料状況はどうなっているのか?
などの重要な情報を得る事が可能となっています。そのため、過去に金融事故を起こしている人の中には何とか過去の事故情報がバレないようにと、電話番号の虚偽記載を行っている人がいます。
もっとも、この電話番号は本にへの連絡用にも使われる事があるため、虚偽記載=本人との連絡が取れない可能性が高くなりますので問題があるように思われますが、実際のところはクレジットカード審査ではどうなっているのか?について説明します。
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電話番号の虚偽記載は本人との連絡が取れないためNGです
以前のクレジットカード審査では、審査途中に本人確認のためクレジットカード会社から審査申込書に記載の電話番号に連絡があるケースがほとんどでしたが、近年の審査事情においては本人への連絡が無いケースも増えてきています。
ただ、中には本人確認のためクレジットカード会社から審査申込書に記載の電話番号へ連絡が来るケースもあるため、この時電話番号の虚偽記載が行われていた場合には当然ですが本人への連絡が出来ないため、結果審査に落ちる可能性が高くなってしまいます。
そのため、クレジットカード審査では電話番号の虚偽記載は行わないで下さい。
[char no=”3″ char=”学くん”]クレジットカード審査では本人確認が出来ないとほぼ間違いなく審査に落ちてしまいます。[/char]
氏名と電話番号の一致で過去の事故情報が抽出されます
クレジットカード審査では、審査申込者の氏名や住所、電話番号などの属性情報の中から2つの属性が個人信用情報機関の信用情報に登録されている属性と一致した場合には、審査申込者と信用情報の登録者が同一人物として抽出されます。
この情報は、元金融会社の審査部門に勤務していた人からの情報なので、間違いありません。もっとも、氏名と電話番号が一致すれば、もはやそれは本人と言わざるを得ないです。
つまり、この抽出された人物の信用情報に重大な金融事故情報が登録されていた場合には、クレジットカード審査申込者が過去に重大な金融事故を起こしている事がすぐに分かってしまうのです。
そのため、クレジットカード会社に過去の金融事故情報が分からないようにするための方法として電話番号の虚偽記載を行う事は、一見理論的には合っているように思えます。
ただ、審査申込書に電話番号の虚偽記載をした場合には、先程も説明したようにその電話番号でクレジットカード審査申込者本人と連絡が付かなければ本人確認を行う事が出来ないため、電話番号の虚偽記載は現実的ではありません。
実家の電話番号で申告した場合にはこうなります
自分がすでに親と別居しているけど、自分の電話番号だとクレジットカード会社に過去の金融事故情報がバレる可能性があるため、自分の電話番号ではなく実家の電話番号で審査申込を行う人がいます。
もっとも、実家の電話番号であれば審査申込者本人と連絡が取れる可能性は十分あるため、一見すると有効な方法のように思えます。
ただ、クレジットカード審査では、いくら実家の電話番号を使ったとしても、現在親や兄弟姉妹などがその電話番号でクレジットカードや各種ローンを使っていれば、それらの利用履歴が個人信用情報機関の信用情報に登録されていますので、その利用履歴から実家の住所が判明します。
そして、信用情報に登録されている住所と今回審査申込のあった現住所が離れているにも関わらず電話番号が同じだった場合、クレジットカード会社では現住所の調査(裏付け)作業に入るため、そこで電話番号の虚偽記載がバレる可能性が極めて高くなります。
さらに言えば、実家と現住所が同一市内では無い場合には、電話番号の識別番号が異なるため、電話番号の虚偽記載がすぐにバレてしまいます。そのため、クレジットカード審査では電話番号の虚偽記載は行わない方が良いです。
[char no=”3″ char=”学くん”]クレジットカード審査では、電話番号の虚偽記載を行ったとしても良い事は無いため、現在使用している電話番号を記入して下さい。[/char]
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