私たちがクレジットカードを作りたいと考えた場合、どのようなステップで作れば良いのか?が分からないという人が一定数います。
もっとも、基本的には、クレジットカード会社に申し込めば問題ありません。
ただ、この申し込み方法にもいくつか種類があり、それによって作成までの時間が異なります。
そのため、クレジットカードを作る場合、あらかじめ6つのステップを覚えておくと、スムーズに作ることが可能です。
そこで、当記事ではクレジットカードの作り方6つのステップについて解説します。
クレジットカード作成前の基本知識

まずは、クレジットカードを作るにあたっての基本的な知識について解説します。
クレジットカードの仕組み
クレジットカードは、商品の購入やサービスの支払いを後払いで行うための決済手段の一つです。
顧客が商品購入のため、クレジットカードを使って決済した場合、カード会社が立て替えを行い、毎月の決まった期日に請求される仕組みになっています。

そのため、クレジットカードを作るためには、支払い能力を調査するための審査が行われます。
そして、この審査では申込者の氏名や住所、勤務先など、各種個人情報がチェックされます。
その結果、カード会社が設定している審査基準を満たしていれば、無事にカードが発行される仕組みです。

クレジットカード選びのポイント

初めてクレジットカードを作る際には、自分のライフスタイルに合ったカードを選ぶことが重要です。
例えば、ショッピング頻度が高い方は、ポイント還元率の高いカードを選ぶと毎月ポイントがどんどん増えていきます。
その一方で、年会費が無料のカードは維持費がかからないため、初心者にお勧めです。
また、国内外の旅行が多い方には、旅行保険や空港ラウンジ無料利用のサービスが付いたカードが適しています。
そのため、まずはどのような使い方をしたいのかを考え、それに見合った特徴を持つクレジットカードを選ぶことが重要になります。
初心者におすすめのクレジットカード
初心者には、使いやすくお得感のあるクレジットカードを選ぶことがポイントです。
例えば、「JCB カード W」ですが、このカードは年会費が無料ながら、ポイント還元率が高く、日常的な買い物でお得に利用することが出来ます。
また、「JCB カード S」は学生向けに作られたカードで、シンプルな機能と年会費無料の特性から、最初の一枚には最適と言えます。
さらに、最近話題の「ナンバーレスカード」も選択肢の一つとして挙げておきます。
クレジットカード券面にカード番号が記載されていないため、セキュリティ性が高く、不正利用のリスクを軽減することが出来ます。
クレジットカードについてよくある疑問
クレジットカードの作り方について、初心者の方が疑問に感じやすい点はいくつかあります。
たとえば、「審査に落ちるのではないか」と不安になることがあります。
ただ、年収や職業だけでなく、申告する情報の正確さも審査通過の重要なポイントになります。
また、クレジットカードを使いすぎると、借金が増えてしまうのではないのか?といった疑問があるかもしれません。
しかし、計画的な利用と支払いスケジュールの管理を徹底すれば安心して使うことが出来ます。
このように、仕組みや選び方について基本的な知識を持つことで、不安や疑問を解消しやすくなることでしょう。
必要書類と情報を準備する
クレジットカードを作るためには、いくつか必要となる書類や情報があります。
申し込みに必要な書類とは?
クレジットカードを作る際には、いくつかの書類や情報が必要です。
まず、最も重要なのが、申し込みの際に提示が必要な本人確認書類です。
これは、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの公的機関が発行した身元確認が可能な書類になります。
その他、学生であれば学生証が、就労している方の場合は収入証明書が必要となる場合もあります。
そして、必ず準備すべきなのが金融機関の口座情報です。
口座情報は、カード利用代金の引き落とし設定を行うために必要になるため、事前に確認しおきましょう。
本人確認書類と銀行口座情報の注意点
本人確認書類、特に運転免許証や健康保険証などでは、有効期限が切れていないかどうかを確認することが重要です。
また、住所欄の情報が現住所と一致していない場合は、書類が受理されないことがあるため、事前に訂正しておきましょう。
銀行口座情報については、通帳またはキャッシュカードを用意しておけば問題ありません。
また、一部のクレジットカードでは特定の銀行口座しか利用できない場合もあります。
そのため、申し込みする前に、カードの詳細情報を把握しておく必要があります。
申込方法を決める

必要な書類と情報が用意出来たら、今度はクレジットカードの申し込み方法を決めます。
インターネットでの申し込み
クレジットカードの作り方として、近年特に人気なのがインターネットでの申し込みです。
最大の魅力は、24時間365日いつでも申し込みが可能な点にあります。
忙しい方でも時間を気にすることなく申し込めるため、近年では多くの人に利用されています。
また、インターネット申込限定の特典やキャンペーンが設定されていることが多くなっています。
テレビCMでもおなじみの「楽天カード」は、不定期で5000や8000ポイントの楽天ポイントを付与しています。
そのため、通常よりお得にクレジットカードを発行することが出来ます。
そして、インターネットであれば、複数のクレジットカードを簡単に比較検討できるのもメリットの一つです。
多くのカード会社が自社公式サイト内に詳細なカード情報を掲載しているため、利用者のニーズに合ったカードを選ぶことが可能です。
さらに、他の申し込み方法と比べ、カード審査から発行までの手続きが他の方法よりもスピーディーで、即日発行が可能な場合もあります。
店頭・郵送・銀行窓口での申し込み
インターネット以外にも、店頭や郵送、銀行窓口での申し込む方法もあります。
店頭での申し込みでは、対面で専門スタッフに直接相談しながら進められるため、初めてクレジットカードを作る初心者にとって安心感があります。
また、店舗によってはポイントカードや別サービスとの統合ができる場合もあります。
その一方、混雑している場合や待ち時間が発生する可能性があるため注意が必要です。
郵送での申し込みも、書類を郵送するだけで手続きで進められますが、審査や発行までに時間がかかる場合があります。
銀行窓口での申し込みでは、自分が持っている銀行口座と連携させたカードを作れるケースが多く、手続きがスムーズに行えます。
ただ、銀行の営業時間内に訪問する必要があるため、ある程度時間に余裕のある方限定になります。
オンライン申し込み時のポイント
インターネットでクレジットカードを申し込む際には、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
まず、申し込みフォームに記入する情報に間違いがないか慎重に確する必要があります。
フォーム内に不正確な情報が含まれていると、審査が通らなくなる可能性が高くなります。
また、クレジットカード申込後に発行される申込番号は大切に保管しておきましょう。
審査状況の確認や問い合わせの際に必要になることがあります。
そして、セキュリティ環境が整ったデバイスやネットワークを利用して申し込むことも重要です。
公共のWi-Fiなど第三者に情報を盗まれるリスクがある環境は避けて、安全な接続環境で手続きを行う必要があります。
さらに、複数のカードに同時に申し込むと信用情報に影響を与える可能性があります。
そのため、一度に申し込む枚数は1~2枚に抑える必要があります。
クレジットカード審査と発行の流れ
クレジットカードに申し込むと、送られてきた情報をもとにカード会社で審査が行われます。
カード審査で見られるポイントとは?
クレジットカード審査をスムーズに進めるには、まず審査でチェックされるポイントを押さえておくことが重要です。
審査では、主に申込者の年齢、職業、収入、そして過去のクレジットカードやローンの利用履歴が確認されます。
また、信用情報機関の信用情報を通して、他社での借り入れ状況や返済実績も評価されるため、借入過多や延滞などがないか注意が必要です。
信用情報に良好な支払情報があり、かつ延滞情報が無ければ審査に通る可能性が高くなります。
カード発行までの期間と手続き
クレジットカードの発行までにかかる期間は、申し込み方法やカード会社によって異なります。
インターネットで申し込む場合、オンライン上で審査結果が即日通知されるケースもあります。
その場合、最短即日発行されるクレジットカードもあります。
その一方、郵送での申し込みや店舗で手続きを行う場合は、書類の送付・確認に時間がかかるため、発行までに1週間から10日ほど必要です。
また、カードが発行される際には本人確認書類の提示や受け取り手続きが必要になりますので、事前に準備しておきましょう。
クレジットカードが届いたらやること

無事クレジットカード審査に通ると、数日~2週間程度でカードが送られてきます。
そして、カードを受け取ったら、いくつかすべきことがあるのです。
カードの受け取りと利用開始設定
クレジットカードが手元に届いたら最初にやるべきことは、利用開始設定を完了することです。
まずは、カード裏面の署名欄に自身でサインを行います。
その後、封筒に同封されている案内書に従い、電話やインターネットから情報の確認と登録を行います。
また、近年多くなってきているナンバーレスカードの場合、会員ページにてカード番号などの確認を行います。
ちなみに、この段階で暗証番号を設定する場合もありますが、この暗証番号は第三者に知られないよう適切に管理する必要があります。
暗証番号が第三者に漏れてしまうと、不正利用に繋がる場合があるため注意が必要です。
支払い口座の登録手続き
クレジットカードをご利用になる前に、支払い口座を必ず登録しておく必要があります。
支払い口座には、既に準備している銀行口座を指定します。
多くの場合、カード申し込み時に口座情報を入力していますが、登録が完了しているか改めて確認することが必要です。
利用代金が引き落とされる際に、支払い口座が登録されていないと支払い不能=延滞になる可能性があるため注意が必要です。
ちなみに、登録内容を確認する場合、カード会社の専用マイページやカスタマーサービスに連絡します。
クレジットカードを安全に使うために
クレジットカードを作ったからと言って、安心してはいけません。
クレジットカードは正しく使ってこそ、便利な決済手段になるのです。
セキュリティ対策の基礎知識
クレジットカードを安全に利用するためには、基本的なセキュリティ対策を理解しておく必要があります。
まず、カード番号や暗証番号を第三者に絶対に教えないことが重要です。
ネットショッピングでは、認証付きのサイトや信頼できる店舗でのみ利用しましょう。
また、最近ではカード表面に番号が記載されていないナンバーレスカードも登場しており、これを選ぶことで盗難リスクを軽減することが出来ます。
さらに、クレジットカード会社が提供する不正利用検知サービスを利用することも、セキュリティ対策になります。
不正利用への対応と備え方
万が一クレジットカードを紛失したり、不正利用の痕跡を見つけた場合に備えて、迅速な対応が取れるよう準備しておくことも必要です。
まず、カード会社の問い合わせ窓口や紛失・盗難専用の連絡先を事前に確認しておきます。
そして、不正利用が発覚したら、すぐにカード会社に連絡します。
ちなみに、多くのカード会社では、不正利用が確認された場合、一定の条件付きですが利用額を補償する仕組みがあります。
また、ネットショッピングで不正利用を防ぐには、ワンタイムパスワードや二段階認証を活用するのも有効な方法です。
利用明細を定期的に確認する
クレジットカードの不正利用を早期に発見するためには、日頃から利用明細の確認を行いましょう。
定期的に明細をチェックし、身に覚えのない利用がないかを確認します。
最近では、多くのカード会社がアプリやWebサイトで明細を閲覧できるサービスを提供しています。
この機能を利用すれば、紙の明細書よりも簡単に確認することが可能なので、すぐに不正利用を発見出来ます。
また、利用明細を確認することで、各種キャンペーンやポイント付与内容も把握することが出来ます。
まとめ
クレジットカードはとても便利なキャッシュレス決済手段です。
カード1枚あれば、コンビニや飲食店、スーパーマーケットなど、大抵のお店でキャッシュレス決済が可能です。
そのためには、まずカードを作る必要があり、作るためのステップがいくつかあります。
そして、今回の記事で書いたステップ通りに進めれば、クレジットカードを作り、そして安全に使うことが可能です。
あなたも、自分に合ったクレジットカードを作って、快適なカードライフを送りましょう。